4月朝礼講話 ーパンデミックの中でー

 

4月から常勤医師4名、研修医1名、看護師1名、リハビリテーション療法士9名の方々が勤務されます。種子島は初めての方たちばかりですので、温かく歓迎してくださるようお願いいたします。なお、県外から来られた9名の方は、念のため1週間自宅待機をしていただきますので、1週遅れの出勤となります。

 

さて、世界中が新型コロナウイルスに汚染され安全な国はなくなりました。日本においても感染拡大が進行中ですが、種子島だけはいまだ平和を保っています。本院では2ヶ月前から新型コロナウイルス感染対策を講じてきました。これからはもっと厳しい対応をしなければならないでしょう。そのためには、職員一人ひとりの知識と意識が最も大切です。アリの一穴から大きな堤防が崩れるように、職員一人から院内感染が始まり医療崩壊へと繋がるのです。

 

今まで人類が体験しなかったウイルスが蔓延している2020(令和2)年4月1日、歴史的緊急事態を迎えているこのときに、種子島医療センターで勤務できることを幸せと感じ、私たちみんなで種子島に住む人々のために新型コロナウイルス感染の予防・診断、そして治療に努めましょう。

今年度もよろしくお願いいたします。

病院長 髙尾 尊身