新型コロナウイルス感染者発生について(第3報)「収束報告」

新型コロナウイルス院内感染の収束報告と入院患者対応について

 

 

この度は、種子島医療センターにおいて発生した新型コロナウイルス感染症院内感染について、患者様とご家族、多くの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。

 

院内での最終陽性者判明日から2週間経過し、新たな感染の発生が見られないことから、西之表保健所との協議により本日、令和4年4月11日に収束の判断に至りました。この度、陽性者の治療にご協力いただいた医療機関や関係行政機関の皆様、当院への励ましのお言葉やご支援を賜りました皆様に対しまして、心より御礼申し上げます。

 

以下に今回の経過についてご報告申し上げます。

令和4年3月6日に本院のコロナ感染患者を担当していた看護師に感冒様症状が見られPCR検査で感染が判明しました。その後、3月8日までに保健所から濃厚接触者認定職員をはじめ発熱や感冒様症状の訴えがある職員および入院患者様にPCR検査を行った結果、十数名の陽性者が確認されました。

次いで、入院患者様、職員のPCR検査を連日行なうことで、今回の院内感染者数は累計で入院患者様38名、職員27名となりました。また、院内感染に関連した最終の陽性者判明日は3月28日であり、その後は新たな感染の発生は認めていません。

 

今後は全ての新たに入院される患者様に対して
1. PCR検査の実施(これまで同様に)
2. 新しく入院される患者様の病室は個室に準じた病室に限定
3. 健康観察期間(概ね5日~1週間)を設定

 

この間のケア時に、職員は厳重な感染対策を徹底することで院内感染の水際対策を図る所存です。新規入院される患者様やご家族には大変なご不便をおかけすることになりますが、ご理解の程宜しくお願いいたします。検査をすり抜ける可能性は「ゼロ」にはできませんが、感染拡大を防ぎクラスターを作らないことを目標として取り組んでいく所存です。

 

新型コロナウイルスとの闘いが続く中、今回の経験を糧としてこれまで以上に皆様が安心して医療を受けられる病院を目指して職員一同、更なる感染予防策の徹底を図っていく所存ですので今後ともご指導ご支援のほど、宜しくお願い申し上げます。
 

 

令和4年4月11日

社会医療法人義順顕彰会 種子島医療センター

 病院長 髙尾 尊身